適応障害に悩むワーママが急増しているのをご存知ですか?
社会では男性中心の職場に適応し、妊娠中も食べたいものを我慢…産後さえ休む間もなく、仕事と育児をこなそうと日々頑張ってきた…
多くのワーママが、そんな努力の中で身についた「頑張り癖」が原因で、知らず知らずのうちに心身に大きな負担をかけてしまっている可能性があります。
この「頑張り癖」を見直さなければ、適応障害に悩むワーママは今後も増え続けてしまうでしょう。
でも、心配しないでください。
頑張り癖を手放し、「楽しい」を選ぶ生き方を取り入れれば、心身の健康を取り戻すことができます。
「なんだかしんどい」「もう疲れた」と限界を感じつつあるなら、あなたも「頑張り癖」がついてしまっている可能性があります。
この記事では、「頑張り癖」を手放し、適応障害を防ぐための具体的な見直しポイントを解説します。
今の状況を少しでも改善させたいと感じている方は、ぜひ参考にしてください!
✅夫(単身赴任中)+6歳♂+3歳♀+犬
✅フルタイムワーママ 管理職
✅アルバイトを転々としていた20代、今でも出世欲ゼロにも関わらず「楽しい」を選び続けたら年収が女性の上位3.8%まで到達
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✅当ブログのミッションは「苦労するワーママをひとりでも減らしたい!」です
適応障害とは? ワーママに多い原因と症状
適応障害とは、環境の変化やストレスに適応できず、心や体に不調をきたす状態を指します。
特にワーキングマザー(ワーママ)は、仕事と家庭の責任を同時に抱え込むことで、適応障害を発症するリスクが高いと言われています。
株式会社ウェルネスライフサポート研究所が実施した「働く母1000人実態調査」によると、育休復帰後の86.4%、現在でも82.2%の働く母親が心身の不調を感じていることがわかりました。
さらに、73.1%が「つらさ」を抱え、70.4%が「仕事を辞めたい、または働き方を変えたい」と考えていることも明らかになっています。
これらのデータを見ると、ワーママが適応障害を発症しやすい状況にあることがよく分かります。
では、なぜそのような状態になってしまうのでしょうか?
適応障害の主な原因
適応障害は、さまざまなストレス要因が重なることで発症します。
ワーママの場合、特有の生活環境や役割から生じる負担が大きく影響します。
以下では、主な原因について詳しく解説していきます。
1.職場での過剰なプレッシャー
ワーママは、職場での業務をしっかりこなしながらも、育児との両立を求められる場面が多くあります。
上司や同僚からの期待に応えようと頑張りすぎてしまうことで、業務量が増えたり、プレッシャーを感じることが大きな負担となります。
また、周囲に迷惑をかけたくないという思いから、無理をしてしまうことも少なくありません。
2.育児と仕事の両立が生むストレス
育児は予測できないトラブルが多く、仕事との時間調整が難しいものです。
子どもの急な体調不良や学校・保育園の行事、日々の家事など、限られた時間の中でこれらを全てこなそうとすることで、心身が追いつかなくなってしまいます。
結果として、すべてのことが中途半端になってしまい「自分には何もできていない」と自己否定感に陥りやすくなるのです。
適応障害の症状
適応障害の症状は、精神的な不調だけでなく身体的な不調としても現れることが特徴です。
ストレス源が続くと悪化するため、早期に気づき対処することが重要です。
以下では、具体的な症状について解説します。
1.メンタル面の不調(不安、うつ状態など)
適応障害を発症すると、突然の不安感や憂うつな気分に襲われることがあります。
「仕事に行きたくない」「何もしたくない」といった気持ちが続くほか、人と話すことや外出を億劫に感じる場合もあります。
これらの症状は、ストレス源に直面すると特に強く現れる傾向があります。
- 強い不安感
- 憂鬱感(気分が沈む、何をしても楽しくない)
- 集中力の低下
- イライラや怒りっぽさ
- 自己否定感(自分を責める気持ちが強くなる)
- 疲労感が取れない(休んでも回復しない感覚)
- 人と会うのが億劫になる
- 食欲の低下または過食
- 物事に興味ややる気を持てない
- 漠然とした不安に襲われる
- 涙もろくなる
- 感情のコントロールが難しい etc…
2.身体的不調(疲労感、頭痛など)
適応障害は、メンタル面だけでなく身体的な症状としても現れることがあります。
慢性的な疲労感、緊張からくる頭痛や胃痛、不眠などがその代表例です。
また、体調不良が続くことで、さらにストレスが増し、悪循環に陥るケースも少なくありません。
- 頭痛
- 胃痛や胃もたれ
- 吐き気や嘔吐
- 眠れない、または寝すぎる、中途覚醒(睡眠の質の低下)
- 動悸(心臓がドキドキする感覚)
- 呼吸が浅くなる、息苦しさ
- 筋肉の緊張や肩こり
- 腰痛や体の痛み
- 食欲不振または過食
- 下痢や便秘などの消化器系トラブル
- 手足のしびれや震え
- めまいやふらつき
- 目の疲れや視力低下を感じる
- 微熱や倦怠感 etc…
適応障害は早期の対処が鍵です。
これらの原因や症状に気づいたら、自分を追い詰める前に立ち止まり、生活や環境を見直すことが大切です。
ワーママが今すぐ見直すべきポイント
多くの人が、「仕事を辞めればつらさから解放される」と考えがちです。
しかし、実際に退職してみると、結局、家事や育児をすべて一人で抱え込むことになり、結果的にキャパオーバーしてしまうケースも少なくありません。
だからこそ、仕事を辞める前にまず「やめること」や「手放すこと」を少しずつ練習していくことが大切です。
たとえば、料理をやめるために宅食サービスを取り入れたり、掃除をやめるためにロボット掃除機を活用するなど、便利なツールを使って家事の負担を軽減してみることがおすすめです。
これらを事前に試すことで、日常の負担を減らし、心身のバランスを整えることができます。
また、退職後に新しいサービスを導入しようとしても、経済的・立場的な制約で難しくなる場合があります。
だからこそ、今のうちに少しずつ取り入れて、将来の自分を助ける準備をしておくことが重要です。
さらに、仕事を辞める前に「自分が手放せるもの」を見直してみるだけで、負担が軽減され、仕事と育児を両立しながら楽しく働ける可能性が広がります。
まずは、「仕事を辞める」選択をする前に、「楽しく働くためにやめること」を考えてみませんか?
実行しやすく、効果が大きいのは〇〇をやめること
特に、家事である「料理」「掃除」「買い物」の3つは、自分の判断で見直しやすく、日常的に発生する業務であるため、見直すことで得られる効果が非常に大きい項目です。
まずは、この3つに注目して、どれが負担になっているのかを考え、優先的に見直してみることをおすすめします。
ただし、ひとつ覚えておいていただきたいのは、これらを「やめなければならない」わけではないということです。
「料理が好き」「掃除をすると気分転換になる」など、楽しみながらできている場合は、そのまま続けていただいて問題ありません。
しかし、「なんとなくしんどい」「やらなければならないから仕方なくやっている」と感じているのであれば、その重荷を少しずつ手放すことを検討してみてください。
私も最初は「やらない」選択をするのにとても苦労しました。
でも、常に面倒くさいと感じていた料理を思い切って「やめた」結果、そこにはメリットがたくさんありました。
そんなメリットを以下の記事でまとめているので、「やめることを増やすなんて無理」「そんな簡単じゃない」と抵抗を感じている人こそ、是非よんでみてください。
「しないことを少しずつふやしていく」それが、育児も仕事も楽しむための第一歩になりますよ!
次にやるべきことは?
どれか1つでも「負担だ」と感じる家事がある場合、まずは小さな一歩から始めてみてください。
たとえば、以下の方法を取り入れることができます。
- 料理の負担を減らす
- 宅食サービスなどを活用して、調理時間を短縮する。
- 週末にまとめて作り置きをする習慣をつける。
- 掃除の手間を軽減する
- ロボット掃除機を導入して、毎日の掃除を自動化する。
- 定期的に家事代行サービスを利用する。
- 買い物を効率化する
- ネットスーパーや定期配送サービスを活用することで、買い物の手間を減らす。
こうした工夫を少しずつ取り入れるだけでも、日常生活の負担が軽減され、自分や家族と向き合う時間を増やすことができます。
とにかく「やらなければならない」と思い込まず、自分の生活スタイルや価値観に合った方法を選ぶことが大切です。
特に忙しいワーママにとって、家事を効率化し負担を減らすことは、自分らしく笑顔で働き続けるための第一歩です。
これからの毎日をもっと楽しくするために、今日から少しずつ実践してみませんか?
まとめ
仕事と育児を両立するワーママにとって、心と体の余裕を保つためには「やめること」「手放すこと」を意識することが大切です。
特に、日常的に発生する家事の「料理」「掃除」「買い物」や、仕事や育児における「完璧を目指さない姿勢」を取り入れることで、負担を軽減し、生活にゆとりを生み出すことができます。
私自身も、「不眠」「頭痛」「吐き気」「嘔吐」「憂鬱感」といった適応障害の症状に悩まされていた時期がありました。
しかし、その状況を少しずつ改善するために、「やらなくてもいいこと」を手放す練習を始めたことで、病院や薬に頼ることなく自力で持ち直すことができました。
今では、楽しくワーママライフを送る余裕を持てるようになっています。
ただし、これらを無理にやめる必要はありません。
「楽しい」「やりがいを感じる」と思えることは、ぜひそのまま続けてください。
重要なのは、「しんどい」「仕方なくやっている」と感じる部分を少しずつ見直し、無理をしない選択をすることです。
手放すことは、決して弱さではありません。
むしろ、自分や家族を守り、よりよい生活を築くための「強さ」だと言えます。
小さな一歩でも十分です。
「今日はこれをやめてみる」といった軽い気持ちで始めることで、心と時間に余裕が生まれ、仕事も育児も楽しく取り組める道が見えてくるでしょう。
ぜひ、自分を追い詰めるのではなく、自分に優しくなる選択をしてみてください。
その一歩が、笑顔で輝き続ける未来へとつながりますよ。
当ブログでは、
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