
共働きなのに家事も育児も私ばかり…
実際、統計分析研究所や内閣府の調査等の統計データからも妻の家事負担が圧倒的に多いことがわかっています。
このまま頑張り続けると、心も体も限界を迎えてしまうかも…
負担を減らすために必要なのは「もっと頑張ること」ではなく、むしろ「やめることを増やすこと」です。
この記事では、不満が限界に変わる前に手放すべき考え方や習慣を3つ紹介します。
「家事負担が妻ばかり…」と疲れている方は、ぜひ最後までよんでみてください。

ワンオペ共働きである我が家の実体験に基づいた、【今すぐ家事を減らす方法】も紹介しているので、きっとヒントがえられるはずですよ。

✅7歳&4歳の2児の母
✅フルタイム30代管理職×夫単身赴任で不在
✅ワーママが「ラクして楽しく」生きるためのヒントを発信中
∟メンタルヘルス・マネジメント検定(Ⅱ種) 取得
∟ポジティブ心理実践インストラクター資格 取得
✅当ブログのミッションは「苦労するワーママをひとりでも減らしたい!」です
様々なデータからも浮き彫りになる共働き家庭の家事負担の現状

共働き家庭において、家事・育児の負担がいまだに妻側に偏っている現実があります。

複数の信頼できるデータをみてみても、家事育児時間は妻が多いというのが一目瞭然でした。
妻の家事・育児時間は夫の約7割を占める(内閣府調査より)

内閣府が令和元年度に実施した「家事等と仕事のバランスに関する調査報告書」によると、
共働き世帯における妻の家事・育児時間の割合は約7割という結果が出ています。

つまり、共働きであっても家事・育児の大部分を妻が担っているのが現実です。
「妻が9割以上担当」と答えた家庭は3割超という報告も(統計分析研究所調査より)

統計分析研究所の調査によると、「妻が家事を9割以上担当している」と回答した家庭は全体の34%にものぼります。
また、妻の家事に「満足」している夫は約9割なのに対し、夫の家事に「満足」している妻は約6割と満足度にそれぞれギャップがあるのも印象的でした
6歳未満の子どもを持つ夫婦の家事時間(総務省統計局データより)

さらに、総務省統計局が発表した「社会生活基本調査」では、6歳未満の子どもを持つ夫婦の家事関連時間が示されています。
- 妻:6時間33分
- 夫:1時間55分
妻は夫の約3.4倍の時間を家事・育児に費やしており、時間でみても負担が大きく偏っている現状が明確に浮き彫りになっています。
このように、複数の調査データからも、共働き世帯における家事・育児負担がいかに妻に集中しているかが明らかになっています。
一人で抱え込まないでほしい現実

これらの統計データをみても、家事負担が偏っているのが決してあなた一人の問題ではないことを物語っています。
社会構造や家庭における期待・習慣が影響しており、「頑張りすぎ」は必ずしも良い解決策になりません。
まずは、この現実を知り理解することが、完璧を目指すのではなく「手放す」という新たな選択肢へと心を向ける第一歩になります。
なぜ共働きなのに負担が偏るのか?

共働きでも、妻ばかりが家事・育児を担う家庭は少なくありません。
その背景には、夫婦間での認識のズレや、社会的な価値観が深く関わっています。
夫婦間で「家事をしている認識」にズレが生じやすい理由
家事の分担について話し合ったつもりでも、実際には「やっているつもり」と「やってもらえていない」というズレが起こりがちです。

さきほどの、統計分析研究所の調査結果でも妻の家事に「満足」している夫は約9割なのに対し、夫の家事に「満足」している妻は約6割と満足度にそれぞれギャップがありましたよね。
例えば、夫が「ゴミ出しを毎日しているから十分」と思っていても、妻から見ればそれは家事全体のほんの一部に過ぎません。
このズレは、お互いの家事の全体像を共有できていないことが原因です。
結果として、妻は「自分ばかりやっている」という不満を募らせ、夫は「自分も家事をしているのに」という気持ちになり、すれ違いが生まれる原因に。
無意識のうちに「ママがやるのが当たり前」になってしまう背景
日本では長い間、家事や育児は「女性がするもの」という価値観が根強く残ってきました。
たとえ共働きでも、無意識のうちに「ママがやってくれる」という意識が残っていることも。
また、保育園や学校からの連絡や行事参加の多くを母親が担っている現状も、家事育児が妻に集中する原因のひとつです。
社会全体が「母親を中心に回る仕組み」から、まだ抜け出せていないことが背景にあります。

保育園側では、連絡帳をアプリにするなど夫婦でも共有できる仕組みをとりいれているのに夫側はあまり見ていないなんてご家庭もチラホラ…(我が家?w)
不満⇒限界に達する前に手放すべきこと3選

共働きママがラクに生きるためには、「頑張ること」ではなく「やめること」を増やすことが大切です。
ここでは、現状のストレスを減らすために今すぐ手放したい考え方や習慣を紹介していきます。

我が家も2023年から夫が単身赴任で不在の中、2人の子どもを育てていますが、
この方法で2025年の小一の壁や夏休みも無事に乗り越えることができました。
①外部サービスをためらう考え方 を手放す
「自分で全部やらなきゃ」という思い込みは、心と体を限界まで追い込みます。
宅配食、掃除代行など、外部サービスを活用することは決して怠けではありません。
最初は抵抗があっても、この仕組みを取り入れることで家事や育児が効率的に回り始め、
「これでいいんだ」という成功体験が積み重なります。
その結果、心に余裕が生まれ、家族の笑顔も増えていきます。
外部サービスは、家事を手放すだけでなく自分や家族を大切にするためのツールなのです。

以下では、わが家でも実際にフル活用している家事負担が減る方法を「食事・買い物・掃除」にわけて紹介します。
今すぐ使える方法ばかりなので、「家事に疲れた」「負担を軽くしたい」と悩んでいるなら、ぜひ1度試してみてくださいね。
【1】食事づくりを手放すなら宅配食サービス
毎日の献立作りや買い物は、共働きママにとって大きな負担です。
宅配食サービスを使えば、調理の手間や時間を一気に減らすことが可能です。

我が家が、実際に料理をやめたら100分時短になったお話はこちら
⇒共働きママが夜ご飯「食事作らない」と決めたら100分も時短になった話
宅配食サービスは40種類以上もあり、自分自身で合ったものを選ぶのは正直大変です。
以下の記事では、ワーママ目線で実際に使って納得できたサービスだけを厳選し、なぜおすすめなのか、その理由や、どんな人に合うかまで具体的にまとめています。
ぜひ参考にしてください。
【2】買い物はネットスーパーで効率化
買い物の時間が減るだけでも、平日の余裕がぐっと増えます。
特におすすめなのが、生協の宅配パルシステムです。
重い荷物を運ぶ必要もなく、新鮮な食材や日用品が自宅に届くのでとても便利です。

働くママにとっては、買い物時間を丸ごと手放せる心強い味方になりますよ

【3】掃除は自分でやらずに外注化する
掃除もすべて自分でやろうとすると、休む時間がなくなってしまいます。
定期的に掃除代行を利用することで、家事の負担が一気に軽くなります。

我が家の実際の活用事例を以下の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
このように、外部サービスをうまく取り入れることで、「やらなきゃいけないこと」を減らすことができます。
その結果、家族と過ごす時間や自分を大切にする時間が生まれ、毎日の暮らしがぐっとラクになります。

もちろん「でも、お金がかかるから…」とためらう方もいるでしょう。過去の私もそうでした。
しかし、無理して体調を崩してしまえば医療費や休職などで本末転倒です。
無理せず過ごせる方法や仕組みをつくることで、健康を保ちながら仕事を続けられます。
長い人生で見れば圧倒的にコスパの良い選択になります。
実際、私もこの方法で体制を整えたことで、仕事を続けながらチャンスを掴み、年収を7桁アップさせることができました。
家事に追われる毎日を抜け出すことは、未来への投資でもあるのです。
②完璧をめざすこと を手放す
家事や育児を100点満点でやろうとする完璧主義は、自分を追い詰める原因になります。
「ここまでできればOK」という基準を決め、必ず余力を残すことが大切です。
- 平日は掃除機をかけず週末だけ
- 夕飯は宅配食サービスに頼る
- 洗濯物はたたまず収納へ etc…

こうした“手抜きではなく工夫”が、ストレスを減らす鍵になります。
③他と比べること を手放す
SNSやママ友との会話で、他人と比べて落ち込む経験はありませんか?
家事や育児のやり方に正解はありません。
「比べる相手は過去の自分」と考え、少しでも昨日よりラクになっていればOKとしましょう。

自分と家族が快適に過ごせる形が一番大切です。
まとめ|手放してラクになる未来へ
手放すことは、家族みんなが笑顔で暮らすための第一歩です。
もちろん、料理や掃除が息抜きになる人や楽しみになっている人は、無理に手放す必要はありません。
しかし、少しでも苦手・苦痛・重荷に感じているなら、それは手放すチャンスです。
まずは「夕飯は宅配食サービスを頼る」「掃除は週末だけ」など、小さな“やめる”行動を1つだけ試してみましょう。
その小さな一歩が、心と時間に余裕を生み出し、やがては家族全員がラクに、そして楽しく暮らせる未来につながります。
今日から少しずつ、「頑張る」を減らして「笑顔で過ごす時間」を増やしていくことを是非意識してみてくださいね。
以上、こんママでした。

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