ワーママ、もう無理…限界かも──
そう感じている人は、決して少なくありません。
仕事と子育ての両立は、想像以上にハード。
どれだけ頑張っても終わらないタスク、絶対に休めない育児…。
心も体も休まる暇がない毎日が続けば、「もう限界…」と思ってしまうのはごく自然なことです。
でも——このまま一人で疲れを抱え続ける必要はありません。
この記事では、ワーママが置かれている現状と疲れの原因を、信頼できるデータやリアルな声をもとに整理します。
そのうえで、心の重たさをスッと軽くする3つのステップをお伝えしていきます。
いま抱えているしんどさに、少しでも光が届くように書きました。
気になった部分だけでも読んでみてくださいね。
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✅7歳＆4歳の2児の母
✅フルタイム30代管理職×夫単身赴任で不在
✅“頑張りすぎないワーママの暮らし”をサポートする情報を発信中。
∟フルタイムママ歴6年・単身ワンオペ歴2年
∟メンタルヘルス・マネジメント検定（Ⅱ種） 取得
∟ポジティブ心理実践インストラクター資格 取得
✅当ブログのミッションは「苦労するワーママをひとりでも減らしたい！」です
【ワーママが「疲れた」と感じる理由】正社員・管理職・パート・時短┃タイプ別に調査
まずは「あなたが感じているしんどさの原因」を正しく理解することが、負担を減らす第一歩です。
- 正社員
- 管理職
- パート
- 時短勤務
同じ「ワーママ」でも、働き方によってそのしんどさの原因は少し異なるようです。
ここからは、働き方別にワーママが「疲れた」と感じるリアルな声と、その背景にある原因を見ていきましょう。
①「正社員ワーママ」が疲れたと感じる理由
正社員で働くワーママが疲れやすい最大の理由は、仕事・育児・家事の3つがフル稼働し、日常から「余白」が消えやすい構造にあるためです。
実際、Xでは“1日中働き続けている感覚”を訴える声が多く見られました。
1. 朝から晩まで“ずっと労働”状態
仕事が終わった瞬間に家事と育児が始まり、気を抜ける時間が1分もない“地続きの労働”になりやすいのが正社員ワーママの特徴です。
特にサポートしてくれる人が近くにいない場合、その負担はさらに大きくなります。
また、正社員ならではのプレッシャーも大きな負担になっています。
多くのワーママのキャリア相談を受けている専門家の視点から語られた“客観的な分析”をみてみると…
2.どの選択をしても浴びせられる避難
3.いつも謝ってばかりで辛い
仕事を優先すれば「母性不足」、子どもを優先すれば「キャリア不十分」とジャッジされる…
“どちらも中途半端に感じてしまう二重のプレッシャー” に多くのワーママが苦しんでいます。
さらに、無意識に「自分だけ特別扱いされたくない」「周りに迷惑をかけたくない」と考え、結果として 自分を追い込みやすい傾向があるようです。
②「管理職ワーママ」が疲れたと感じる理由
「管理職や昇進に関する男女意識調査」では、「管理職になりたい」女性は27.8%と、男性（42.0%）より約1割も低い という結果が出ています。
その理由として女性は、
と答える割合が高く、管理職の負担の大きさが数字からもはっきり示されています。
もともと管理職は負担が大きいポジション。
そこに家事や育児が重なるワーママの場合、疲れやすさはさらに増します。
管理職ワーママは、正社員ワーママの悩みに加えて、以下のような“管理職特有のしんどさ”を抱えやすいのが特徴です。
「いつでも連絡がくるので気が休まらない…」
会議、判断、トラブル対応、部下のフォロー…。
「気を抜ける時間がない」「常に判断を求められる」と疲労が溜まりやすいようです。
「制度はあっても休みを取りにくい…」
「精神的にそろそろ限界かも…」
管理職ワーママは、正社員の悩み × 管理職の重圧 × 育児×家事負担という“四重苦”を背負いがちです。
管理職ワーママの皆さん、本当に日々お疲れ様です！
③「パート勤務ワーママ」が疲れたと感じる理由
子育てしながら働く女性375名への調査では、もっとも多い雇用形態が「パート・アルバイト（45.1％）」 という結果がでています。（引用：PR TIMES調査）。
働く女性の多くがパートやアルバイトを選択しているんだね。
パートを選ぶ理由としては、「残業が少ない」「正社員より責任の範囲が狭く、家庭と仕事の切り替えがしやすい」といった “働きやすさ” の理由が考えられます。
しかし現実には、パート勤務であってもラクになるとは限りません。
パート勤務は、正社員より“気軽な働き方”と思われがちです。
しかし実際には、家事育児の負担が重いまま残り、収入の制約もあるため、心身がすり減りやすい働き方です。
また、同じ「働いている」状態にもかかわらず家族から軽く扱われるという別のしんどさも…
「一緒にしないで」といわれた
子どもの看病で休むと収入も下がってしまう
パートも正社員も、一長一短ありますね。
④「時短勤務ワーママ」が疲れたと感じる理由
厚生労働省の調査によると、事業所における短時間勤務制度の導入率は平成30年度 65.1% → 令和2年度 68.0%へと年々上昇しています。
さらに2023年12月に厚生労働省が発表した資料では、正社員女性の時短勤務利用率は 51.2％。
つまり「2人に1人」が時短勤務を利用しているという結果が出ています。
時短勤務は、今や多くのワーママが選択する一般的な働き方です。
しかしその一方で、「時短なのにラクではない」という声がSNSには多く投稿されています。
時短なのに業務量が減らない
本来は負担を減らすための制度ですが、“短い時間で同じ成果を求められる” という構造が、時短ワーママの疲れを深めています。
周囲への気遣いで休まらない
時短は制度として認められているにもかかわらず、心理的な罪悪感を抱えやすい働き方 になってしまっています。
「評価を落とされた」
こうした “やりがいの低下と将来不安” も、時短勤務に特徴的な悩みです。
【データで見る】子育ての“大変な時期ランキング”
そもそも、ひとことで「ワーママ」といっても、働き方だけでなく 子どもの年齢や個性によって“大変さ”はまったく異なります。
まずは、データをもとに「子育てで大変だと言われる時期」がどこなのかを整理してみましょう。
子育て情報メディアの調査では、子育てで「新生児〜3か月」「2歳」が“最も大変だった時期”という結果が出ています。
たしかに、この頃は睡眠不足やイヤイヤ期など、体力的・精神的に負担が大きい時期です。
一方で私自身も、7歳と4歳の子どもを育てる中で感じるのは、「どの年齢にも、その時期ならではの大変さがある」ということです。
“この時期だけが大変”ではなく子育ては年齢とともに悩みの質が変化していく感覚が近いです。
また、「子育てで大変だったことランキング」調査では、5位に「仕事との両立」がランクイン しています。
しかし1〜4位に挙がっている
- 「自分の時間がない」
- 「夜泣き」
- 「子どもの気分の変化」
- 「病気」
といった悩みは、実際には 仕事と子育ての両立の中で同時に発生することがほとんどです。
つまりワーママにとっては、
子どもの年齢だけではなく、“働きながら育てている”という立場や仕事環境が、大変さの度合いを左右する
ということです。
子どもの成長段階ごとに違う悩みがあり、働き方や家庭状況がそこに影響し“大変さの重なり方”が変わっていきます。
【年代別にみる】負担のピーク┃子育ての「しんどい時期」はいつまで続く？
じゃぁ子育てはいつになったらラクになるの？
結論から言うと、しんどさは「続く」けれど、その内容は年齢とともに変化します。
ざっくりまとめると
- 未就学児は“体力的な大変さ”
- 小学生は“時間調整の大変さ”
- 中学生は“メンタルフォローの大変さ”
このように、負担のピークは時期ごとに形を変えて現れます。
以下では、年代別に「どんなしんどさがあるのか」を整理していきます。
① 未就学児期┃ワーママにとってしんどい理由
未就学児期は、多くのワーママにとって 最もしんどさを感じやすい時期 です。
- 夜間授乳や寝かしつけによる慢性的な睡眠不足
- 保育園の送迎や急な発熱での呼び出し
- 子どもの気分次第でスケジュールが変わる
- 自分の時間がほぼ取れない
特に「突発的な呼び出し」と「寝不足」は、仕事に直接影響し、ワーママの心身に大きく負担をかけます。
“物理的に手がかかる時期”のため「体力的な大変さ」を感じやすいのが未就学児期のしんどさの正体です。
② 小学生┃子育てで“大変な時期”が続くのは小学生になっても同じ？
「小学生になればラクになる」と言われがちですが、実際には しんどさの種類が変わるだけ です。
- 学童の終了時間が早く、働き方の調整が必要
- 宿題・丸つけ・プリント管理など“家庭学習のフォロー”が毎日発生
- 平日に突然休校になる（開校記念日・振替休日など）
- 行事・委員会・面談など、親の参加が多い
保育園とは違い、“親の段取り力”が問われる時期 に突入します。
体力的な手間は減りますが、スケジュール管理の負担が一気に増え「時間調整の大変さ」を感じやすいのが小学生の特徴です。
特に大変な「小1の壁」はこう乗り越える。
多くのワーママがぶつかるのが小1の壁。
学童の預かり時間が短くなるうえ、「振替休日」「開校記念日」「短縮授業」「夏休み・冬休み・春休み」など。
平日なのに休み が突然発生することも珍しくありません。
私自身もまさにこの小1の壁にぶつかりました。
そんな私が真っ先に見直したのが 料理 でした。
宅配食サービスを活用することで、夕飯の準備がラクになるのはもちろん、長期休みのお弁当作りも無理せず乗り越えられました。
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③ 中学生┃子育ての“大変な時期”は中学生でも形を変えて続く？
中学生になると、手はかからなくなるものの、メンタル面でのしんどさが増える時期 に変わります。
- 思春期特有の気分の波
- 友人関係・学校生活の悩みへのフォロー
- 部活・塾・習い事の送迎やスケジュール調整
- スマホ・SNSなどのトラブル対応
小学生までとは違い、“見守りつつ支える難しさ” が生まれます。
身体的な負担は減っても、精神的なケアの割合が大きくなり、「メンタルフォローの大変さ」を感じやすいのが中学生期の特徴です。
さらにこの時期は、母親自身も体調の変化（更年期症状など）が重なりやすく、子どものケアと自分のコンディション管理の両方が必要になる時期でもあります。
【もう疲れた・休みたい・辞めたい】と感じたワーママが決断前にすべきこと
そう感じたとき、いきなり決断する前に “まず確認したいこと” があります。
ワーママの疲れは、自分では気づきにくいほど深く蓄積していることが多いためです。
ここでは “休むべきサイン” と “辞める前に選べる選択肢” を整理しておきます。
①「休みたい」┃疲れたワーママが気づくべきサイン
「少し休みたい」と感じたとき、それはすでに 心と体からのSOS であることが多いです。
特に次のようなサインが複数あれば、“がんばればどうにかなる” 段階を超えている可能性があります。
SNSでも同じ声が多く、「自分時間ゼロで呼吸するように疲れてる」「月1で体調崩すようになった」という投稿が続きます。
これらは “少し休む” を検討すべき状態 です。
こちらの記事に
- 医学的に信頼できる「限界サインのチェックリスト」
- 私自身に実際にあらわれた4つのリアルな兆候
をわかりやすくまとめています。
「自分はどの段階にいるのかな？」と客観視する材料になると思いますので是非参考にしてください。
②「辞めたい」┃疲れたワーママが「退職したい」と思ったときの選択肢
「辞めたい」と思ったとき、実は多くのワーママが 退職“以外”にも選べる選択肢がある ことを見失ってしまいます。
一度辞めてしまうと戻るまでに時間がかかるため、まずは次のような“負担を減らす手段”から検討するのがおすすめです。
- 有給休暇をまとめて取る
- メンタル不調の場合は休職制度を使う
- 時短勤務への変更を申し出る
- 業務の量や内容の調整を相談する
- 部署異動で環境を変える
- 家事育児の外注で負担を物理的に減らす
とくに家事負担を減らす方法としては、宅配食サービスやミールキットの活用が効果的です。
“晩ごはん作り”を手放すだけでも、毎日の疲れがぐっと軽くなるという声が多くあります。
私自身、宅配食サービスにとても助けられており、3つのサービスを使い分け活用しています。
これらの選択肢を試してもなお状況が改善しない場合は、退職という選択肢が 「自分と家族を守るための最適な決断」 なのかもしれません。
【小さな手放しリスト】心がラクになるための3STEPS
疲れが限界に感じる前に、“がんばる” ではなく “手放す” ことが心を守る第一歩になります。
ここでは、今日からできる小さな3つのステップを紹介します。
STEP1┃やらないことを決める
心を軽くする一番の近道は、「やめてもいいこと」を自分で選ぶこと です。
- 毎日の掃除を「週2」にする
- 夕食を“作らない日”をつくる
- 子どものプリント管理を夫と分担する
すぐに完璧を求めず、1つだけ手放す ところから始めてみてください。
我が家も、料理を手放す（外注する）ことで私の負担を減らしています。
宅配食サービスを導入することで、料理の時間が133分⇒33分まで時短でき、栄養バランスなど満足度も高まったので、とてもおすすめです！
STEP2┃考え方をかえる
次に必要なのは、「全部自分でやらなくていい」という考え方に切り替えること。
例えば、
- 全部見ようとしない
- 完璧な関わりを目指さない
- できていない部分を責めない
これは、プライベートだけでなく仕事に関してもです。
“少し余白を作ること” が、ワーママのメンタルを安定させます。
STEP3:┃手放すことで自分を取り戻す
後は、物理的に 家事の負担を軽くする仕組み を取り入れることです。
あえて「家事」に絞るのがポイントです。
例えば、
こうした仕組みを取り入れるだけで、毎日30〜60分の時間が生まれ、あなたの大切な「自分の時間」を取り戻すきっかけになります。
もちろん、仕組み化は仕事でも重要な考え方 です。
しかし、仕事は関わる人も多く、急な変更や意見調整が必要になるため、思いどおりに進まないことがよくあります。
これは、育児も同じで、相手は“子ども”という生き物。
こちらの都合で動かすことは難しく、予測不能な出来事が避けられません。
つまり、人や大きな組織を変えるのはどうしても時間がかかる のです。
その一方で、家事は、自分の判断ひとつで最も早く・確実に負担を減らせる領域。
だからこそ、“家事”を手放すことが、今のあなたを助ける一番現実的で効果的な一歩になります。
【実際に家事負担が減った！】効率化サービス3選
「やらないことを決める」「手放すことで自分を取り戻す」——そんなとき頼りになるのが、家事を“減らす”ための外部サービス。
ここでは、実際に多くのワーママが「これがなかったら本当に詰んでた…」と感じている、家事負担を大きく減らせる代表的なサービスを紹介します。
まずは、今からでもすぐに取り入れやすい代表的な3つをお伝えしていきます。
① 宅配食┃料理の負担を4分の1まで減らせる！
この3つが同時に叶うのが宅配食。
私が宅配食サービスを活用することで１日100分も時短できた話も是非参考にしてくださいね。
一日の家事の中でも「一番重たいのがごはん作り」という人には、即効性が一番高い選択肢です。
② 家事代行┃掃除・水回りをプロに任せよう
このあたりを週１、または月1〜2回プロに丸投げするだけでも、「常に気になっている状態」から解放されます。
「頼むほど汚れてないし…」と思っている人ほど、一度頼むと精神的なスッキリ感の大きさに驚くケースが多いです。
我が家も週1で家事代行をお願いしていて、水回りはすべてプロにお任せ。
自分ではなかなか維持できなかった清潔さを、無理なくキープできています。
③ ネットスーパー┃買い物そのものをしない選択
この「買い物に行かない」という選択だけで、平日の体力消耗がかなり減ります。
スーパーに一緒に行くと、どうしてもお菓子やおもちゃをねだられてしまいますよね。
ネットスーパーにしてからは、「ついで買い」がなくなって、無駄な出費も減りました。
【おまけ】便利家電┃家事の自動化をしよう
- 床掃除 → ロボット掃除機
- 食器洗い → 食洗機
- 洗濯物を干す→洗濯乾燥機
どれも「毎日くり返す、地味につらい作業」ばかりですが、ここを自動化するだけで、家の中に “自分の手を使わなくていい時間” が一気に増えます。
我が家はこれらすべてを導入しましたが、正直、購入前はなかなか決断できませんでした。
大きな出費ですし、「本当に必要かな…？」と迷う気持ちがあったからです。
でも、一度使い始めると もう二度と手放せません。
などなど…この “小さなストレスの消失” が、毎日のゆとりにつながります。
さらに、最近の家電はエコ性能が高く、古い家電をそのまま使うより、電気代が下がることもよくあります。
「自分の時間を買う」という視点で見れば、便利家電は十分すぎるほど元が取れる投資です。
まとめ｜あなたの疲れは、あなたの責任ではない
ワーママが「もう無理…」と感じるのは、あなたの努力不足でも、気持ちの弱さでもありません。
仕事・育児・家事という3つの大きな負担を、ほぼ休みなく抱えているからこそ起きる“当然の反応”です。
そして、この疲れは あなたひとりの問題ではなく、構造的に無理がある働き方や環境によって生まれるもの です。
だからこそ、まずは自分を責めるのをやめて、「なにを手放せるか？」を考えることが、回復への第一歩になります。
今日紹介したように、
- 働き方によって異なる“しんどさ”を正しく知る
- 「休みたい・辞めたい」と感じたときの判断軸をもつ
- 家事・育児・仕事の中でいちばん手放しやすい領域から負担を減らす
この3つを進めるだけで、確実に心の余白は戻ってきます。
あなたがラクになることは、家族にとっても大切なこと。
そして何より、あなたが笑顔でいられることが、一番の価値 です。
どうか、少しでも心が軽くなりますように。
以上、こんママでした。
当ブログでは、
①ワーママが楽しく得やメリットをえるための「ワーママ術」
②「子どもの学び」にも楽しさを取り入れる重要性
について発信しています。
という方には、こちらの記事もおすすめです！
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